RisuMail 3.3、RisuMail 4.1 リリースの事前告知
弊社製品をご利用の皆様ならびに関係者各位
平素は弊社製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
弊社の主力製品である RisuMail が動作する商用 OS の RHEL(Red Hat Enterprise Linux)及びその無償版の CentOS のそれぞれの最新版、RHEL8 及び CentOS8 へ対応するバージョンとして、RisuMail 3.3 及び RisuMail 4.1 を後日リリースすることが決定しました。
ここに、次期リリースの事前告知をいたしますとともに、RisuMail の各バージョンに関する基本的なご案内及び同リリースに伴うサポートの方針などについてご案内させていただきます。
1. RisuMail 3.3 の新たな製品構成
2018年発表の「既存契約のお客様への RisuMail 4.0 先行リリース及び無償アップデート提供のご案内」でご案内させていただきました通り、RisuMail 4.0 ではプラグインを本体から切り出した形で個別にメンテナンス並びに提供を行っております。
プラグインの独立した管理方法は、保守面、サポート面、そしてカスタマイズ面において優れた方法である上、32bit や 64bit などのアーキテクチャ向けに特化した形での製品の提供を可能とします。また、使用するプラグインのみを予めインストールすることになるため、セキュリティを考慮した提供形態でもあります。
そこで、RisuMail 3.3 においても同様の形態を採用することになりました。
RisuMail 3.3 のリリースでは、RisuMail 4.0 と同様にプラグインを個別に切り出し、独立したものとして独自にメンテナンスしていくようにいたします。
プラグインの他に、ロケール(言語)、テーマ、そしてヘルプも個別に管理されます。
RisuMail 3.3 に関する更なる詳細はリリース時に改めて発表いたします。
2. 次期リリースの特徴
それぞれのリリースの基本的な特徴としては、RisuMail 3.3 は、RisuMail 3.1/3.2 に対して数多くの不具合修正または仕様改善を加え、RHEL8 に対応したバージョンとなります。
RisuMail 4.1 は、お客様にご提供中の RisuMail 4.0 の最新バージョンである 4.0.7 に対して RHEL8 への対応開発のみを行ったバージョンとなります。機能面においては 4.0.7 と差異はありません。
なお、RHEL8 関連の開発では、PHP 7.2 への対応が主な内容となります。
3. 各バージョンの位置づけ
それぞれのバージョンの基本的な位置づけとしては、RisuMail 3.x ではお客様からのご相談やご依頼に応じて修正を行います。これに対し、RisuMail 4.x は社内でも日々の業務の中で使用しており、自発的に改善してまいります。また、RisuMail 4.x に対してはお客様にとって有用と考える機能を積極的に実装してまいります。
RisuMail 4.x ではユーザインタフェースをはじめとする多くの固有の改善がなされております。こうした改善や機能は必ずしも RisuMail 3.x に適用されませんが、お客様に報告された不具合などはいずれのバージョンに対しても積極的に修正してまいります。
RisuMail 3.x の基本的な機能やインタフェースはこれまでとほぼ同じ内容となりますが、RisuMail 3.3 以降のバージョンでは RisuMail 4.x のようにプラグイン、ロケール、テーマ、ヘルプの切り出しにより同様の管理方法が採用され、また RisuMail 4.x 同様にマイナーリリースを行っていくことになります。
RisuMail 3.x は予算重視のお客様に適しており、極めて軽快に動作するものであるのに対し、RisuMail 4.x は安定性を最も重視しながらも機能改善や新機能の実装を積極的に行うものとなっております。
このように両バージョンにおいては、製品の保守・提供形態が同一であっても製品の内容に違いがあることについてご理解いただきますようお願いいたします。
4. 各バージョンに対する今後のサポート方針
・RisuMail 3.x について
RisuMail 3.3 リリース後も、RisuMail 3.1 及び RisuMail 3.2 は当面の間引き続きサポートいたします。
RisuMail 3.0 以下の全てのバージョン(1.4.x 及び 2.0 を含む)につきましては、RisuMail 3.3 のリリース日をもちまして1年後に正式にサポート終了となります。
・RisuMail 4.x について
RisuMail 4.1 のリリースを行った後も、RisuMail 4.0.x は当面の間サポート終了の予定はなく、引き続きサポートの対象となります。
・長期契約の場合について
※ 長期契約とは、製品本体ご購入時に、最低4年間の保守を一括にてご購入いただいたお客様にかかる契約を指します。
長期保守付製品導入時に提供させていただいたバージョンの RisuMail は、当該契約が満了となるまでの間、サポートの対象となります。上記にて示した方針を問わず、契約中にお客様がご利用中のバージョンがサポート終了となることはなく、サポートを保証させていただく方針です。
なお、長期契約のお客様につきましては当然ながらアップグレードを行うことも可能となっております。
最後に、現在お客様にご利用いただいているバージョン及び次期リリースの RHEL の対応状況を明記します。
5. 現行バージョンの OS 対応状況
現在お客様へご提供中の RisuMail の各バージョンの対応状況は次の通りとなっております。
RisuMail 3.1 => RHEL5、RHEL6
RisuMail 3.2 => RHEL6、RHEL7
RisuMail 4.0.x => RHEL6、RHEL7
6. 次期リリースの OS 対応状況
現在、RHEL8 への対応開発の最終段階に入ったところでございます。本開発を経ての次期リリースは RisuMail 3.3 及び RisuMail 4.1 となり、RisuMail 3.3.0 及び RisuMail 4.1.0 のバージョンとして誕生することになります。
RisuMail 3.3 及び RisuMail 4.1 のリリースをもちまして、弊社製品の現行バージョン及び RHEL への対応状況は次の通りとなります。
RisuMail 3.3.0(3.3.x)=> RHEL6、RHEL7、RHEL8
RisuMail 4.1.0(4.1.x)=> RHEL6、RHEL7、RHEL8
※ RHEL8 対応と記載されているバージョンは CentOS8 にも対応しております。
RisuMail 製品のウェブサイトを後日リニューアルする予定にしており、その際、各バージョンの違いなどに関するより詳しい情報を公開いたします。
RisuMail 3.3 及び RisuMail 4.1 のリリースをもちまして、RisuMail AntiVirus を含む弊社の全て製品は RHEL8 対応としてお客様へのご提供を開始いたします。
以上となります。
今後とも変わらぬご愛用のほど、宜しくお願い申し上げます。
エス・エー・ヒューズ・エンタープライゼズ株式会社
IT部門
リスメール事業部
代表取締役
スコット・ヒューズ